ヒトの大腸はほぼ身長くらいの長さがあります。それが折り畳まれてお腹の中に入っています。腸が無理に伸ばされると痛みとして感じるので、腸を伸ばさないように、むしろ腸を折り畳んでスコープを進めていくという技術で、つらくない検査が可能になります。これに緊張を取るために鎮静剤を使い、体型や性別によって使う内視鏡機種を変えるといった工夫を当院では行っています。
大腸がんは多くのがんの中では比較的予後の良いがんとされています。そして早期発見できればお腹を切らずに内視鏡で治療もできます。さらにポリープの段階で切除してしまうともっと安心です。おしりから出血があったり、お腹の調子や便通で気になることがあれば積極的に大腸内視鏡検査を受けましょう。